アルゼンチンの政策金利が40%でヤバイ
アルゼンチンはここ数日で政策金利をどんどん上げている。
5/5にアルゼンチンの政策金利は40%になった。
信じられない数字だ。見間違い?誤植?と思える数字。
高金利のトルコリラでも8%前後を推移しているのに、40%。
アルゼンチンの中央銀行は4日、政策金利を6.75%引き上げ、年40%にすると発表した。この8日間で3度目となる利上げで、金利の引き上げ幅は計12.75%に達する。米長期金利の上昇で新興国からの資本流出が始まる中、アルゼンチンの通貨ペソはドルに対して急落しており、通貨防衛のために緊急利上げを余儀なくされた。(一部抜粋)
日経新聞より
これは美味しい話ではなく高金利通貨の怖さを実感するニュースだ。アルゼンチンの通貨はペソだが、アルゼンチンペソも対ドルでもちろん下落。(ドル高)
なぜこんなにも高い政策金利になるかと言うと、資金流出を防ぎ外貨を呼び込みたいから。一見、年利40%の投資なのだから非常に美味しい。
しかし、その年利で得る利益以上に通貨の価値は下落することが多い。この場合、1年預けて40%の利益を得るよりもデフォルトの方が先なのではないだろうか。もちろんデフォルトすると通貨価値は暴落して大損だ。
アルゼンチンは過去100年間で5回デフォルトしているので、またデフォルトしてもおかしくない。というか、政策金利40%にまでなる状況はデフォルト間近と言えそうだ。
アルゼンチンがデフォルトすると、アルゼンチンペソが暴落するのは先程述べたが、不安感から他の新興国通貨からの資金引き上げも加速する。我らがトルコリラもその対象になるだろう。しかしその際の下落はアルゼンチンの巻き添えでの下落なので、オーバーシュートして、その後は適正価格に戻ると思う。適正価格がいくらというのは分からないが、下落が行き過ぎるのは間違いない。セリクラで大きな下ヒゲが出るというやつだ。
アルゼンチンとは関係なくトルコリラ自体にも不安はつきまとうが、大きな陰線が出たところが買いチャンスと思っている。
とりあえず口座を開いていつでも買えるように準備しておこう。(まだ買うなよ・・・買うなよ・・・)