円高ドル安でトルコリラ円も安値へ
円高ドル安で107円台まで落ちてきた。
今後ドル円がどこまで来るか分からないが105円ではないかという意見も多い。しかし大抵予想は当たらないし、オーバーシュート気味に動くとして103円後半を考えたい。(まあこれも結局は予想なのだが)
103円台まで来るならキリのいい100円も攻めるんじゃないか?という気もしてくるが、とりあえずの103円を想定してシミュレーションしてみる。
トルコリラ円はドルリラとドル円の合成通貨(クロス通貨)なので、ドル円の動きにも左右される。
仮にドル円が103円になったとしたら、ドルリラが動かなくてもトルコリラ円は30.40円ほどのレートへ。
現在トルコリラ円のレートは31.40円前後なので1円の下落だ。
1万通貨の保有につき1万円の含み損になる。10万通貨だと10万円の損失。
月々10数万円のスワップポイントを得ようと思えば50万通貨は持っていたいが、こういった場面でシミュレーションすると1円の下落に対して50万円の余裕が必要だということになるわけだ。たった3円の余裕を考えても50✕3で150万円が必要。数年前、トルコリラブログでロスカットによる撤退が相次いだが、まとめて30万通貨や50万通貨など大きな枚数を買ってしまったのが原因だ。50万通貨で10円落ちたら500万円もの損が出るのだから、よほど資金に余裕が無いとロスカットされてしまう。
そういうわけで僕はスワップポイント狙いで一気に買うより、積立てるように少しずつ買い増していくことを推奨している。
下落局面でも分散して買うことにより平均取得単価を下げることができるからだ。それは想像する以上にロスカット対策に有効だ。
まあもちろん、一気に買うことによるスワップポイントも大きいし価格が戻ったり上昇するということを考えると早く買うほうが有利なのでバランスを取るのが難しい。