トルコリラの現状と今後の見通し

2017年1月~5月のトルコリラの動きと出来事総まとめ

普通は1月~6月で区切るところだが、なんとなく気が向いたので1月~5月のトルコリラ円のチャートと出来事を見直してみる。

まずはチャート。

日足だと多すぎて収まり切らないので週足で。

2017年は枠内の左端の陰線二本からスタートしている。
年明け早々、大きな下落だ。
最大で33.1円から29.033円までの4円近い下落である。

1月といえばトランプラリーが少し落ち着いた時期でもあり、トルコリラ円だけが下げたというわけでもない。
トルコリラに関する、それなりのニュースと言えば既に陰線が発生した後で1月の終わり頃になるが「トルコリラ債がジャンク級に格下げ!」というのがあった。

タイトル的に衝撃的だが、このニュースが出たのは今年初の陽線がついた辺りだ。
なのでそのニュースで下げるわけでもなくむしろその後は一時的にチャートが上げているのだ。

「ジャンク級!?やばい!撤退だ!!」とニュースに敏感に反応して素早い行動を取ったとしても無意味だったわけだ。

その後はゆるやかな放物線を描くように、また4月に底値付近にまで落ちてきている。
4月にあった出来事といえば、トルコの国民投票だ。
エルドアン大統領の権限を強める憲法改正の是非を問うたもので、賛成51.3%で可決された。

しかし、それは4/17日の出来事であり、チャートで言うと陰線を過ぎたあたりになる。
4/10の日付がチャートに表示されているから分かりやすい。
つまり、それまでの緩やかな下落には関係のない出来事だ。

じゃあ、なんで緩やかに下落してきたかというとよく分からない。
それっぽい理由をつけるとすれば、シリアや北朝鮮の緊張による、リスクオフの流れで安全資産の円が買われたということなのだろうか。

そもそも、円が安全資産というのもよく分からない。
また、トルコの細かい指標も毎月発表されているが、チャートに現れるほどのインパクトがないようなので省略した。総まとめ!とか言った割には「トルコ債がジャンク急に格下げ!」「エルドアンの独裁強化へ!」という2つのニュースしか取り上げなかったが、まあそれも33円~29円の値幅内に収まる出来事だったというわけだ。

4円程度の変動は誰にとっても想定内であるだろうし、やはり、ニュースや指標を気にしても仕方がないという結論がまた出てしまった。