トルコリラといえばスワップポイント、スワップポイントといえば政策金利ということで過去7年間の推移を見てみみる。現在の政策金利は8%。かなりの高金利通貨である。
グラフはこちら。
ある金融機関からのデータを元にエクセルで再現したもの。
どの点がいつを指すのかが分かりにくいが、2010年5月の7%から始まり最低で4.5%、最高で10%を経て現在の8%になっている。データ元によっては最大12%という表示もあった。
最低4.5%とは思ったよりも低い政策金利だ。
今、4.5%になったらスワップポイントも半分くらいになってしまうな・・・
4.5%から10%に一気に跳ね上がっているのは2014年1月。
この時はアルゼンチンペソの暴落を引き金に新興国通貨安が起こっていたので、トルコリラ安に対する防衛策として金利を一気に上げたため。
とりあえずは平均して高い金利で推移しているので今後の7年も日本の政策金利を上回ることはなさそう。でも過去に4.5%の政策金利があったので、4%台は現実的にあり得るところ。
日本は上記のグラフの7年間、ずっと0.1%の政策金利。
参考までにアメリカの政策金利は0.25%~0.5%、EUは0%~1%、イギリス0.25%~0.5%という感じで先進国は新興国と比べて低い。
トルコ以外で政策金利が高い国は、お馴染みの南アフリカで現在7%(最低は5%)
ブラジルのレアルの政策金利は現在14%とかなりの高さ。
またメキシコペソも高い。
FXが流行りだした頃のスワップの主役といえばオーストラリアドルだったが、今の政策金利は1.5%・・・なんかもう先進国並に・・。
まあ先進国なんだけど。
10年前は5%、6%くらいあったんだけどな。
それでも10年前に豪ドルを買っていれば今は勝ち組。
ブラジルの政策金利を振り返ると、今の14%でもちょっと低い方といえるくらい昔から高金利。
2000年前半に20%超えなどもちょくちょくあり、平均して10数%で推移してきているという感じだ。金利だけで言えばブラジルレアルでスワップもらう方が高そうじゃね?
で、調べてみたところブラジルレアルはレートが30円ほどでスワップは1万通貨あたり82円とのこと。トルコリラとそっくり。
ブラジルレアル、メキシコペソはIG証券というところでしか取扱いがないようだ。
個人的には国の成長にも期待してトルコリラで行きたい。
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